ASCON代表理事・阿南は、このたび国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)の会長に就任いたしましたので、ご報告とご挨拶を申し上げます。
国民・消費者と事業者の連帯組織としての役割発揮を強化し、同時にASCONの活動をより活発化させてまいりたいと思いますので、皆さまのご支援とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
生団連のリリースはこちら⇒「2025年度定時総会」を開催
生団連 会長就任のご挨拶 国民生活産業・消費者団体連合会(生団連) 6月3日開催の総会で三代目の会長に選任いただきました。まことに光栄です。 私は、もう40年以上前になりますが、長女の出産を機に生活協同組合に加入し、以来、消費者活動に携わってきました。 そして、全国消費者団体連絡会の事務局長をしていた2011年、生団連の初代会長の清水信次さんに、「一緒に生団連をつくろう」、生団連は「消費者団体がいなければ成立しない」と誘われて、生団連の結成に参加しました。 結成は、2011年東日本大震災の年の12月でした。大震災の悲惨を目の当たりにした清水さんの大きな決断でした。「国民の生活と生命を守る」という生団連の理念に賛同した多くの企業と消費者団体が参加しました。 その後2017年には、2代目の会長にゼンショーの小川賢太郎さんが就任され、さらに強いリーダシップのもと、国民・生活者・消費者の生活と生命にかかわる課題の推進と委員会の設置、地域生団連の結成が進められ、“議論し対話するコミュニケーションの場”が多く設けられました。 ここでは、企業だけの議論ではなく、消費者が参加することで、お互いがたくさんのことを学び自分たちの事業や活動に活かされていますし、政府への提言にも結び付いています。 まさに民主主義の実践の場になっているのではないかと思います。 いま、戦争、激甚災害、食料不足という恐ろしい事態に直面しているなか、どうすればいいか? 答えは一つ。この事態に眼を背けることなく、議論し、手をつなぎ、助けあって、私たち自身で、いい社会をつくり、お互いの生活と生命を守り、国や地域を守っていくことだと思います。 また私は、2007年ころから、福田康夫元総理がリードしてくださった「消費者庁をつくる」運動にも参加しており、2012年から2年間、消費者庁長官も務めました。 消費者庁の使命は、「消費者が主役となって、安心して安全で豊かに暮らすことができる社会を実現する」ですから、まさに生団連の理念と一致します。 私は、清水信次さんや小川賢太郎さんの足元にも及びませんが、生団連の歴史とその心に誇りと自信をもち、精一杯頑張る覚悟です。みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。 2025年6月3日 一般社団法人消費者市民社会をつくる会 阿南 久 |